高精度染色体マッピング
トランスジェニック動物のトランスジーンやcDNA、DNA断片などの染色体上での位置同定を行います。ヒトを含む様々な動物種(ヒト、マウス、ラット、ハムスター、鳥類、は虫類、両生類、昆虫など)での解析が可能です。培養細胞やES細胞でのマッピング解析も行っております。トランスジェニック動物のトランスジーンやcDNA、DNA断片などの染色体上での位置同定を行います。ヒトを含む様々な動物種(ヒト、マウス、ラット、ハムスター、鳥類、は虫類、両生類、昆虫など)での解析が可能です。培養細胞やES細胞でのマッピング解析も行っております。
ヒト、マウスおよびラットの比較染色体マッピング
ヒトcDNAをマウス及びラットにマッピングしました。
マウス
ラット
ヒト
ヘキストG-バンディングFISH法を用いたトランスジェニックマウスにおける挿入遺伝子のマッピング
トランスジーンの挿入部位は第18染色体B1領域と同定されました(矢印位置)。マウスイディオグラム上にトランスジーンの挿入位置を明示してご報告いたします。
マルチカラーFISH解析+FISHマッピング解析
染色体異常のある細胞では染色体の同定ができないためFISHマッピングとマルチカラーFISHの組み合わせての解析も行っています。この手法は特に染色体異常のある培養細胞でのトランスジーンの挿入位置同定に有用です。
ニワトリでのcDNAマッピング
目的のcDNAは第4染色体セントロメア近傍にマッピングされました。
CHO細胞での18SrDNA遺伝子のマッピング
HO細胞は正常細胞ではないためマッピング位置の染色体同定はできませんが、挿入遺伝子の数、細胞株の均一性、細胞株間の相違などの解析を行うことができます。
トランスジェニック動物のホモ/ヘテロ解析
遺伝子型がホモ型の固体では2本の相同染色体上にそれぞれFISHシグナルが観察されますが、ヘテロ固体では一方の染色体上にしかシグナルが観察されません。
ご注文前にお読み下さい
- マッピングに用いるプローブとしては、プラスミド等に挿入されたgenomic DNAやcDNA、PCR産物、ベクターから切り出されたDNAフラグメントなど、多様なプローブに対処します。
- ニックトランスレーションが可能な程度の精製度のプローブ用DNAを準備いただきます。
- 解析には1.5ヶ月程度必要です。プローブサイズや細胞種により解析に要する時間に多少の違いがあります。
- 染色体標本作製のため細胞培養を行う必要がありますので、サンプルとして脾臓細胞もしくは血液をお送りいただきます。また、尾や肺などの結合組織から得られる初期培養の線維芽細胞を用いても解析することが可能です。培養細胞の場合は凍結細胞もしくはフラスコに培養した細胞をお送りいただきます。
- 大量のDNAクローンの染色体マッピングや多様な動物種の染色体マッピングのご相談にも応じます。